Introduction

カービングは果物・野菜・石鹸に彫刻を施すタイの伝統手工芸です。

フルーツカービング

 フルーツ&ベジタブルカービングはタイの伝統手工芸です。野菜や果物に彫刻を施し、宮廷料理に添える事で食卓をより華やかに演出するものです。 

 タイのスコータイ時代(1238年〜1438年)に始まったとされ、11月の満月の日に行われるロイクラトーン(日本でいう灯篭流しロイ=流す クラトーン=灯篭)の祭りの際、灯篭の中に飾りとしてベジタブルやフルーツで孔雀等、多くの鳥を彫刻して作ったのが起源とされています。文献として残っているものが少なく、人の記憶を頼りに伝えられてきました。またチャクリー王朝(1782年〜)時代にはタイ王宮料理について書かれた詩の中にカービングについて触れられているものもがあり、タイでは上流社会の王宮での習得科目の一つであったといえる様です。

 現代のタイにおいては学校で伝統文化を習得する授業があり、男性女性問わず一度は手に触れる機会がある様です。タイへ旅行をされるとホテルなどで一度は目にする機会があり、旅の楽しみのひとつでもあります。

ソープカービング

 ソープカービングはフルーツカービングと同様の技法を用いて石鹸に彫刻を施したものです。普段使いの石鹸に彫刻する事で芳香な魅力あるインテリアとして又、心のこもったプレゼントとしても喜ばれています。タイでは屋台などでお土産品として販売もされており、店脇の路上等で職人が彫っているシーンも見かける事もあります。

ナイフについて

 タイのカービング用古典ナイフ。 
小さい石鹸から大きなスイカまでこれ1本でほとんどのものが彫れます。刃先が薄く、鉛筆の様な持ち心地で柄の部分が円筒形になっている事から柄の部分を回しながら彫り進める事でレースの様な細かい柄にも又、大きな大輪の花にも彫り上げる事ができます。道具がナイフ1本という手軽さも魅力の一つです。

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